[五行]

森羅万象。
天地にあるあらゆるものは総て五つの要素からなるという、気学の中核をなす考え方です。その要素の意味を以下に示します。


万物を成長させる”暖かい気”を意味しています。季節は春です。
木そのものはもちろん、木で作られた家具や机といった木製品総てを指します。


万物を旺盛にさせる”あつい気”を意味します。季節は夏です。
ものを燃やす火及び発熱作用、又明るく輝く光の現象を指します。


四季の中間に当たる”湿った気”を意味します。季節は土用です。
土そのものはもちろんの事、その作用全般を指します。
あらゆるものを生成する”生育”とそれを滅ぼしてしまう”腐敗”の、二つの相反する作用を意味しています。


植物を実らせる”涼しい気”を意味します。
季節は秋です。
鉱物、及び金属製品総てを指します。



あらゆるものがじっとくるべき春を待つような静かな状態で、”寒い気”を意味します。
季節は冬です。
水はもちろんの事、液体状のものを総て指します。

先に説明した九星も、この五行のいずれかに分類されます。

木星に属するもの−−−−−−−−−−三碧・四緑
火星に属するもの−−−−−−−−−−九柴
土星に属するもの−−−−−−−−−−二黒・五黄・八白
金星に属するもの−−−−−−−−−−六白・七白
水星に属するもの−−−−−−−−−−一白